過去のニュース

このほど、病棟では「立ち座り訓練」を強化しました。立ち座り訓練は、歩行や移乗動作の改善に効果があると証明されているものです。

今までも、行ってきましたが、拡大強化し、患者さん・スタッフともに全員参加で、回数も増やして、20分に約50回を一斉に行っています。

患者・スタッフが一堂に会して行うと雰囲気も盛り上がり、患者さん自身も互いに刺激になり、がんばろうという意欲の向上につながっています。

スタッフの側も、セラピスト・看護介護間で、個々の患者さんにあった立ち座り(介助方法)をアドバイスでき、より効果的な立ち座りを行えています。

これからも、自宅復帰めざして、回復期病棟らしい生き生きしたリハビリテーションを患者さんとともに創っていきたいと思います。

回復期リハビリテーション 回復期リハビリテーション 回復期リハビリテーション

高松協同病院の患者会「げんき会」は、4月3日に桜の名所「みろく公園」へお花見に出かけました。
満開の桜を楽しんだ後、「ベッセルおおち」でお食事をし「道の駅 牟礼」でのお買い物にも立ち寄りました。
なかかな外出機会が少ない方もおられ、本当に久しぶりの外出を楽しまれているようすも見られ、参加者はもちろん、スタッフも満足の笑顔いっぱいでした。

(高松協同病院 総合相談室 福井智子)

このコーナーでは通所リハビリテーションのメニューの紹介や目的、利用者様の改善事例や疑問などをシリーズでお知らせいたします。個人情報保護の立場から、利用者様の同意書を頂いております。今回はK氏79才女性をご紹介させて頂きたいと思います。

退院後に通所リハへ

今月、79歳のお誕生日を迎えられたK氏は、事故後のリハビリで当院に入院されました。退院後、当通所に週3回こられています。高次能障害により、利用当初は落ち着きがなく、会話も成り立たないことがありましたが、レクや体操への参加を促しました。

一緒に行っていくことで少しずつ新しい環境にも慣れ、コミュニケーションも円滑に図れるようになりました。

 

周りの人たちをも和ませてくれる存在に

今では、元来の明るさと絵がを取り戻し、ご自宅でも農作業をする旦那様のお手伝いをされたり、にこやかに通所リハビリに通ったりしています。

笑顔は神様の贈り物・・・。周りの人たちをも和ませてくれます。そんなK氏の笑顔に励まされ、今日も頑張ろうと奮起する毎日です。

このコーナーでは通所リハビリテーションのメニューの紹介や目的、利用者様の改善事例や疑問などをシリーズでお知らせいたします。個人情報保護の立場から、利用者様の同意書を頂いております。今回はA氏70才女性をご紹介させて頂きたいと思います。

「辛い18年やった」

A氏は平成19年2月より当適所リハビリをご利用されています。平成元年に50才の若さ で髄膜炎を発症し、その後18年間という長い間、自宅に閉じこもる生活となりました。

通院以外は家から出る事なく、毎日床を這いながら拭き掃除をする事を日課とされたそうです。歩きたい気持ちと、体のふらつきと葛藤のなかで、何回したか分からない転倒。入浴もできず、体を拭いてもらい、食事もペットで3回されていたそうです。「ただ時間が過ぎるのを待つという本当に辛い18年やった」と言われています。

 

週2回のリハビリで日に日に笑顔

介護保険のサービスを今回初めて利用し、週2回リハビリにこられるようになり一気に生活が変わりました。仲良しの方もだんだんと増え、日に日に笑顔も多くなられました。最近では自宅でも通所リハビリに行くのを楽しみにされ、通所に持って行こうと折り紙を折ったりと、とても前向きになられています。

ご利用者さん一人一人が、心から安心して笑顔になれるサービスを提供していけるようになれたらと思います。

このコーナーでは通所リハビリテーションのメニューの紹介や目的、利用者様の改善事例や疑問などをシリーズでお知らせいたします。個人情報保護の立場から、利用者様の同意書を頂いております。今回は最初に介護予防リハビリテーションから1症例、次に短時間適所リハビリテーションから1症例をご紹介致します。

目標に向けて、日々リハビリや自主トレ

最初は、70代の女性です。今年の2月より当院介護予防適所をご利用開始となり、約8か月が経ちました。「5kg減量し好きな服が着たい」「杖なしで外出できるようになりたい」と目標に向けて、日々リハビリや自主トレーニングを頑張ってこられました。

「本当に通所に来て良かった」

その結果、現在3.1kg減量し、杖なしで外出できるようになりました。A氏が「本当に通所に来て良かった」と言われた時は、私たちスタッフも本当にうれしく思いました。また11月には遠方へ旅行を計画され、無事に行けるように今も頑張ってリハビリに励んでいます。

リハビリを行い、階段の昇降が出来るように

次に紹介するのは70代の女性です。週1回、短時間通所リハビリテーションをご利用されています。

「リハビリがしたい」との思いから、担当のケアマネージャー様から紹介されて、利用が始まり、半年が経ちました。脳梗塞の後遺症から、自宅の階段の昇降ができず、自信が持てないでいました。しかし、リハビリを行う事で、階段の昇降が出来るようになり、自信が持てるようになったと聞きました。

神戸に「遊びに来て」

今年の7月に、神戸で独り暮らしを始めた女孫さんを心配している時に、「遊びに来て」との誘いを受けました。色々な不安を抱えながらも、御主人や娘さん・お孫さんの協力で、神戸では楽しい時間が過ごせたと報告を受けました。

今度は、御主人と高知の日曜市や黒川温泉に行く計画を立てていると、笑顔で話してくれました。

このコーナーでは通所リハビリテーションのメニューの紹介や目的、利用者様の改善事例や疑問などをシリーズでお知らせいたします。今回は、66歳の女性です。個人情報保護の立場から、利用者様の同意書を頂いております。

仲のよい姉妹のよう

当適所リハビリを利用し1年半くらいたち、1人暮らしをしながら在宅生活を送られているAさん。息のあうお2人はまるで仲のよい姉妹のようです。

「大丈夫? 気をつけまいよ。お互いにがんばろう」と…。相手を気遣い、お話を親身になって聞いているご様子です。以前からいろいろな悩みなどをうかがう相談ボランティアをしていらっしゃるとのこと。現在も行っているそうです。

一方、このまま、現状を維持できればいいとおっしゃるOさん。当院に入院する前はほぼ寝たきり状態だったそうです。

「高松協同病院に来たからこそ、ここまで歩けるように」

退院後、当通所リハビリにくる前にお会いした時、こんな嬉しいお話が聞けました。「高松協同病院に来たからこそ、ここまで歩けるようになったんで」と。入院生活などのお話をうかがったところ、看護、介護、リハビリスタッフ等の連携がいかに大切か、改めて実感しました。これからも明るく楽しく在宅生活が送れるよう、当通所リハビリで支援していきたいと思います。

このコーナーでは通所リハビリテーションのメニューの紹介や目的、利用者様の改善事例や疑問などをシリーズでお知らせいたします。3回目は、あるご夫婦を紹介します。個人情報保護の立場から、利用者様の同意書を頂いております。

「気をつけて行って来いよ」

当通所リハビリをご利用いただいているご家族を紹介いたします。ご主人さまが奥様を援助し、奥さまがご主人様の援助に応えます。

送迎でご夫婦のご自宅に訪問すると、ご主人さまが奥様に声をかけて呼んでくれます。そして「気をつけて行って来いよ」と優しく声をかけます。

「お帰り」「大丈夫やったか」

奥さまが送迎の車に乗車し、その車が出発するまでご主人さまは見送られます。通所リハビリを終えて奥さまがご自宅に帰ってくると、「お帰り」「大丈夫やったか」「休むか」「コーヒー飲むか」と優しく笑顔で包み込むように声をかけます。夫婦愛の深さ、絆を感じる瞬間です。

このコーナーでは通所リハビリテーションのメニューの紹介や目的、利用者様の改善事例や疑問などをシリーズでお知らせいたします。2回目は、74歳の女性を紹介します。2006年5月から週1回、当通所リハビリをご利用されています。個人情報保護の立場から、利用者様の同意書を頂いております。

幾度の困難を乗り越えて

23年前の脳内出血によって右上下肢麻痺の後遺症がありました。自宅では、一人暮らしをしていらっしゃいました。出来る限り自分で身の回りのことをしたいというご本人様の強い思いがあり、何事も努力と根性で今日まで幾度の困難を乗り越えて来られました。

「挑戦してみたい」

自宅内での移動は、つたい歩きでした。そこで、リハビリをすれば、杖での歩行が出来るのではないかと思い、ご本人様に伝えました。すると、「挑戦してみたい」と言われました。

初めは、体の不安や恐怖心から体が後へ倒れ、足が前へ出ませんでしたが、持ち前の気力と努力により、わずか5カ月でこのように歩けるようになりました。「高松協同病院と出会って本当に良かった」と喜ばれました。

シリーズ1回目に紹介するのは、83歳の女性です。週2回当通所リハビリテーションを利用されていました。個人情報保護の立場から、利用者様の同意書を頂いております。

ある日、目を輝かせ

右前腕骨骨折手術後、固定していたボルトがゆるんでおり、そのため痛みが強く、腰椎圧迫骨折もあり、すわっている事が苦痛のため、自宅では殆ど寝たきりでした。

通所でリハビリを続けられ、すわっているのが段々と多くなりました。

ある日、平行棒で訓練している他の利用者様を見られ、目を輝かせ「私も歩きたい」と言われました。平成18年2月21日の初利用から4カ月後の6月30日の事でした。そのしっかりとされた平行棒での歩行をご覧下さい。

事故により若くして高次脳機能障害になった中国人研修生に対し、「言葉の国境を越えた」と感じた例を紹介します。

B病院より当院回復期リハビリテーション病棟に中国人のAさんが入院されたのは昨年9月でした。

中国から短期職業研修にきていたAさんは20歳代。同じく短期職業研修にきている妻が県外に在住しており、3歳の子供を中国に残してきているということでした。作業中3メートルの足場から転落し、急性硬膜外血腫からの右片麻痺、失語症など高次脳機能障害がありました。このために日本語検定1級を取っていたにもかかわらずまったくしゃべることができなくなり、理解力、気力とも落ちた状態で入院してきました。環境が変化したこともあり、まったく無反応となり拒食、拒薬、コミュニケーションもとれないため、衰弱していくAさんを、なんとか元気に中国へ返してあげようとチーム・職場一丸となり立ち上がりました。仕送りをしていることもあり手持ちのお金は全くない状態でした。中国語を話せる方にボランティアで来てもらい、Aさんとのコミュニケーションの仲介をしていただきました。職員も中国語を勉強するため、単語帳に書いてAさんとのコミュニケーションを図っていきました。朝の朝礼では皆で、中国語であいさつ練習をしたり、皆で声をかけ続けました。また、県外の妻と病院の電話で話してもらったり、お正月には妻に香川県に来てもらい高齢者住宅を提供して水入らずの時間を作るなど環境に変化を持たせました。すると、少しずつ笑顔が出るようになり「おはよう」とか「ありがとう」など単語やジェスチャーで話もできるようになり、歩行もフリーになり活動範囲が広がっていきました。

しかし、今後日本で治療をするのかそれとも2月でビザがきれる妻と中国へ帰るかなど問題は山積みでした。MSWや関連会社の方の力を借りながら、中国に妻と一緒に返る方向で一致し、2月に無事帰ることができました。

見知らぬ国で自分がこういう状況になったときの不安は計り知れないものがあると思います。今後も、患者さまの思いに寄り添い、よりよい医療ができるよう努めていきたいと思います。