院長の挨拶

高松協同病院 院長 北原孝夫

高松協同病院院長の北原孝夫です。前院長の田中眞治医師に変わり病院長に就任し、すでに8年が経過しました。当院は2002年の開院以来、リハビリテーション分野を中心に急性期病院をはじめとする医療機関、介護及び福祉施設等の関係者の皆様とも連携させていただきながら、地域住民の方々にも支えられ発展してまいりました。

この間、脳卒中や神経疾患、外傷後の後遺症、関節や脊髄の障害等を持つ様々な患者様を病棟や外来で受け入れ、その方々がご自宅や住み慣れた地域の中で生き生きと暮らし続けられるよう精一杯の治療や支援を続けさせていただいております。

しかし2020年からは新型コロナウイルス感染症の影響で感染対策上一定の制限をせざるを得ず、入院中の患者様やご家族、また外来・在宅系の診療・サービスにまでご心配やご迷惑をかけることとなりました。もちろん不十分ではありましたが、発熱外来やワクチン接種、新型コロナウイルス感染症に罹患した後に体力や筋力が低下した患者様の入院医療など地域の医療に貢献できることにはできる限り取り組んできました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大も完全には収束していませんが、我々もしっかり感染対策を行いながらリハビリテーション医療を中心に引き続き地域医療に貢献していく決意です。2015年4月にはWHOが推奨する国際ネットワークである「Health promoting hospitals & Health Services」(健康増進活動拠点病院及びヘルスサービス)に加盟しており、職員はもとより地域の住民の方々自らも参加して、地域全体の健康づくり・まちづくりを目指す魅力ある活動をますます広げていくという使命を自覚し、医療・介護活動を進めてまいります。

コロナ禍を経て、今後は新たなネットワークや様々な技術を生かしながら、さらなる飛躍ができるよう職員一同で工夫して頑張ってまいります。今後も引き続き地域の他の医療機関、介護・福祉施設の方々にもご協力いただきながら、地域の住民のみなさまのために当院での医療及び介護・福祉等に関連した活動のさらなる発展に向けて努力を重ねていきます。これからも何卒ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

高松協同病院 院長 北原孝夫