「杖で歩けるようになりたい」

このコーナーでは通所リハビリテーションのメニューの紹介や目的、利用者様の改善事例や疑問などをシリーズでお知らせいたします。2回目は、74歳の女性を紹介します。2006年5月から週1回、当通所リハビリをご利用されています。個人情報保護の立場から、利用者様の同意書を頂いております。

幾度の困難を乗り越えて

23年前の脳内出血によって右上下肢麻痺の後遺症がありました。自宅では、一人暮らしをしていらっしゃいました。出来る限り自分で身の回りのことをしたいというご本人様の強い思いがあり、何事も努力と根性で今日まで幾度の困難を乗り越えて来られました。

「挑戦してみたい」

自宅内での移動は、つたい歩きでした。そこで、リハビリをすれば、杖での歩行が出来るのではないかと思い、ご本人様に伝えました。すると、「挑戦してみたい」と言われました。

初めは、体の不安や恐怖心から体が後へ倒れ、足が前へ出ませんでしたが、持ち前の気力と努力により、わずか5カ月でこのように歩けるようになりました。「高松協同病院と出会って本当に良かった」と喜ばれました。