今年初めて、院内の平和社保委員になりもちろん初めての原水爆世界大会(8月4日~6日)に参加をさせて頂きました。
原爆や戦争の事は、中学の修学旅行で行って学んだ以来の事でした。分科会が選択できると聞き資料館などや映像などは自分には視覚的に厳しいと思い「講演会 非核平和のアジアと日本の役割」を選択させて頂きました。
110人以上の参加があり、その中には自分の年齢の半分くらいの学生さんが世界の外交の在り方や、アメリカ、インド、ベトナムの方は慧はるばるこの大会の為に来日をされ日本の平和活動の事を自分より何倍も勉強し知識をつけ意見を述べていました。
確かに自分が理解するには話題が大きかったかもしれませんがあまりにも自分の無知さを痛感しもっと自国の事を知ろう、自分の為でもあり、家族、友人、周囲の方々、日本、世界中の全員の為にも平和について知らなければならないと思いました。
自分には関係ない、知らなかったでは済まされないと思います、無知は罪と言う言葉が今の自分には一番あっていると感じました。
その後、直ぐに平和公園に訪れ少しでも知り何かを感じようと思い資料館に行きましたが、2時間30待ちだと言われ泣く泣く断念しました。
しかし公園では歌や踊り、絵など様々な方法で原爆や戦争の悲惨さや平和の尊さを表現していました。自分たちは戦争を知らない世代です。被爆者の方々から体験談を聞いても当事者では無くその全てをうまく伝えきれないと思います。
しかしこの先、唯一の被爆国である今後二度とあってはならないこの惨事を伝えていくことが使命だと思います。形は違えど様々な表現方法や自分たちのやり方で伝えていくことが大事なんだ!と感じました。大きい事は出来ないかも知れませんが、草の根活動で皆が少しづつ動き出せばきっと変わるし変えられると思います。
今回、自分は幸運にもこのような機会を与えて頂き、平和という全人類の希望を少しだけ近づけたのかもしれません。原爆の日、終戦記念日だからと言うわけではなく常に知ろうとする姿勢を持ち職場や家庭でも話す機会をもち草の根活動で広がれば今回参加に意義があると思います。
多田新(初参加)