10月27日、今年も東西病棟の患者様と公渕公園の秋の散歩に行ってきました。
秋晴れの陽射しの中、少し汗ばむようなお天気にも恵まれ、会場までの冬枯れの桜並木には菊花展を知らせる旗がいっぱいで、雰囲気を盛り上げていました。
駐車場から会場までは、坂が約300mも続くのですが、たくさんのボランティアさんが力強く車椅子を押してくれたり、自分で歩く患者様の手を取ったりと、坂を登り切り「公渕菊花展」と書かれた門が見えてきた時には「こんな長い坂を歩けたなんて、自信が付いた」と日頃のリハビリの成果をとても喜んでいた患者様の姿が印象的でした。
赤、黄、白など見事な色や形をした菊がたくさん並んでいて、中には地元の小学生の作品や、栗林公園や瀬戸大橋を模した大作もあり「どうやって造るんだろ」「みごとやね~」と感嘆の声が上がっていました。
患者様の中には、遠出がままならない方もいらっしゃったのですが、ボランティアさんをはじめ多くの力を借り、短い時間の菊見物に、たくさんの笑顔や喜びの声に触れることが出来、私たちスタッフも、今日の秋晴れのような爽やかな一日でした。