2017年4月の協同病院リハビリ研究会は、当院に入院していた50代の元患者さん(Aさん)に来ていただきました。
Aさんは脳出血で、当院入院当時は全く動けず寝たきり状態でした。徐々に回復しましたが、記憶障害をはじめとする高次脳機能障害が残存しました。復職をめざしてリハビリセンター成人支援施設で職業リハビリを継続、発症から1年3か月後に元の職場への復帰をはたされました。
Aさんには、復職に向けてのリハプログラムや工夫したこと苦労したこと、当院への要望も率直に話していただき、たいへん有意義なものとなりました。
退院後も、当院のスタッフに会いに来て「話を聞いてもらっていた」とのことで、私たちへの信頼と、役割の重さを改めて感じることもできました。
これからも、復職に向けてのリハビリテーションがより充実するよう努力していきたいと思います。