2023年11月23日にサンメッセ香川で香川民医連の第30回看護介護活動交流集会が開催されました。71名の参加者で10演題の発表がありました。当院からは3演題発表いたしました。その中で通所リハビリテーションの岡介護福祉士が「サークル活動を始めて~利用者の笑顔と認知症へのアプローチ~」と題して発表した内容を紹介したいと思います。 通所リハビリテーションでは2022年9月から、「身体に合った活動を自分で選択し生活に繋がるリハビリ」を通所リハの利用日だけでなく、主体的に自宅でも継続していくことを目標にサークル活動を開始しました。
サークル活動とは、園芸や読書、スマホの使い方、英会話、散歩、囲碁将棋、クラフト、音楽等の中から興味があるものを選択して行ってもらいました。その結果、利用者様との交流が深まり希望や要望が聞きやすくなり、認知機能や意欲向上に繋がりました。そして、何より利用者様の笑顔が増えたことや主体性が高まったと報告され、現在もサークル活動の取り組みを継続しています。
今回のテーマは、『今こそFISH哲学を学び実践しながら共に成長していこう!』をもとにFISH哲学についての再学習や取り組み内容を交流しました。FISH哲学とは、アメリカの西海岸のさびれた魚市場で、「遊ぶ」「態度を選ぶ」「注意を向ける」「楽しませる」の4つのマインドを持って仕事に取り組んだところ、職場が生まれ変わったという話がベースとなり生き生きと働くための組織改善策です。
協同病院のFISHの取り組みとしては、患者様に楽しんでもらえるように院内を季節感のある飾りつけや和んでもらえるようなイラスト記入、お誕生日や退院の際には色紙をプレゼント、また、職員同士も良いところを見つけてGoodJobカードを交換することで、病院理念でもある『あなたの笑顔は私たちの喜びです』を実践していきたいと思います。