当院の病棟では、リハと看護師・介護士、歯科衛生士合同で「ADL学習」を定例で行っています。これは、歩行やトイレ動作などで、患者様への介助を多職種で統一できるよう、リハから看護・介護に介助方法をプレゼンテーションし実際にやってみるものです。朝、10分程度なのですが、病棟で「しているADL」の向上につながることを目的にしています。
今日は、コミュニケーションがとれない患者様の口腔ケアについて、言語聴覚士と歯科衛生士から提案があり、看護・介護と他のリハ職員で共有しました。
ADL学習で、口腔ケアが取り上げられることはなかったのですが、口の中の状態が、誤嚥性肺炎の予防や全身状態に影響することから、当院では力を入れており、今回はそこに焦点を当てて学習しました。ちなみに、歯科衛生士が病棟配属になってから誤嚥性肺炎は大幅に減っています。
こうした取り組みで、多職種のチームが統一して患者様に関われることが大切であると思っています。