高松協同病院にリハビリ入院中の患者様には、高齢で認知症の方も多数いらっしゃいます。当院では認知症の患者様にも生活の活性化を図ることや効果的なリハビリを提供したいと考え、職員で「認知症チーム」を作り、いろいろな取り組みを行っています。今回、取り組みの一つとしてデイサービスと、さぬき便の「楽しもうよ」に相当する言葉をかけて「楽しもうで~」を開催しました。
対象となったのは高齢で日常生活自立度Ⅲ(日常生活に支障を来たすような症状・行動や意思疎通の困難さが見られ、介護を必要とする )の患者様。内容は認知の刺激とアクティブを融合したゲーム的レクリエーションです。

認知症になると、理解しにくい行動がふえるため周囲から孤立してしまいがちなのですが、これが認知症をさらに進めてしまうと言われています。回りの方々との関係を持ち、不安感を取り除き楽しく過ごしてもらう時間が入院中といえども大切だと考えました。心理的に安定すれば、リハビリの効果も上がります。
時間はお昼過ぎの45分間。東西の各病棟から3名ずつ集まっていただきました。患者様の自己紹介に始まり、続いてスタッフが手作りした双六に挑戦です。患者様に大きなサイコロを投げていただき止まったコマのイベントを行います。「行ったことのある県を答えて」「緑の野菜で思いつくのは?」「動物といえば?その鳴き声は」などの質問に、皆さんに答えてもらい、それを聞き笑ったり手をたたいたりリアクションして盛り上がります。
軽い運動で「立ち座り3回できる人」やスタッフがジャンケンを出して、それに負ける手を出す「後出しジャンケン」、「自分の膝グリグリ10回」「足踏み10回」「万歳10回」などコマに止まるたびに盛り上がっていました。最後は、スタッフによるピアノ伴奏による「ふるさと」合唱で締めくくりました。
普段の入院生活では、スタッフとの会話だけになりがちですが、集まって複数のスタッフや他の患者様とふれあうことで不安が減り、刺激に対してリアクションして楽しむことができたような気がします。こういうことの積み重ねが認知症の改善につながれば良いなと思いました。今後も「脳機能・アクティブ・リラクゼーション」をキーワードに、いろいろな活動を続けて行く予定です。

認知症チーム?M