脳卒中・心筋梗塞を予防するため生活習慣病に関しては、長期にわたって食生活や睡眠、運動などの生活面を見直しながら治療を進めていくことが重要になります。
高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病対策に医師・看護師・栄養士・セラピストなどの多職種がチームとなり患者様の療養を支えます。

人的体制
治療の主体者はあくまでも患者様自身で医師・看護師・栄養士・理学療法士などがチームで療養を支えます。
検査体制
動脈硬化の早期発見のための検査を行います。おもな検査は、脈波速度測定、頸動脈エコーです。
高齢者をしっかりサポートします。
高齢者は多くの臓器にまたがって、たくさんの疾病をもっていたり、精神的問題、認知症、介護の問題を抱えています。これらの問題にチームや専門医との連携で総合的に対応し、相談に乗れるようにします。 回復期・介護施設・在宅など、どの場面でも安心して療養できるための支援をします。 在宅への訪問診療を行っています。
内科・外科
特色
1.ボツリヌス療法
脳卒中の後遺症などの痙縮に対してボツリヌス療法を行っています。
脳卒中の後遺症、頭部外傷、脊椎損傷などが原因で、運動障害の一つに痙縮という症状があります。痙縮とは筋肉が緊張しすぎて、手足が動かしにくい、勝手に動いてしまう状態のことです。痙縮では、手指が握ったままとなり開こうとしても開きにくい、肘が曲がる、足先が足の裏側のほうに曲がってしまうなどの症状がみられます。
痙縮による姿勢異常が長く続くと、筋肉が固まって関節の運動が制限され(これを拘縮といいます)、日常生活に視床が生じてしまいます。また、痙縮がリハビリテーションの障害となることもあるので、痙縮に対する治療が必要となります。

2.禁煙外来
「禁煙を試みたが成功しなかった」「子供や家族に禁煙を勧められている」とお悩みの方へ当院では、医師・看護師・薬剤師でチームを組み禁煙が継続できるよう患者様の薬物療法をサポートします。

3.生活習慣病対策
生活習慣病は、不適切な食生活、運動不足、喫煙、過度の飲酒、過剰なストレスなどによって糖尿病・脂質異常症・高血圧を発症します。
生活習慣病はこれまでの生活習慣を見直すことで改善・予防することができます。当院では、必要に応じて薬物療法・栄養指導などで生活習慣の改善を行い脳卒中や心筋梗塞などのリスクを減らすようサポートしています。
4.睡眠時無呼吸症候群の治療
CPAP(持続陽圧呼吸療法)療法とは、専用の装置で鼻から気道へと圧力をかけた空気を送り込むことにより上気道を広げ、寝ている間に気道が塞がってしまうことを防ぎ、睡眠時も呼吸が維持されるようにする治療法です。
睡眠中の呼吸障害を解消することによって高血圧・脳卒中・狭心症・心筋梗塞などの病気のリスクを減らし日中の眠気や不注意などによる事故を防ぐこともでき生活の質全体が向上することが期待できます。
5.主な検査
上部内視鏡、レントゲン、心電図、超音波(心・腹部・甲状腺・頚動脈)、脈波速度検査(血管年齢)、呼吸機能測定、聴力・視力測定、骨密度測定、検尿便潜血

診察
予約の方を優先して診療を行いますが症状によって予約時間が前後する場合があります。あらかじめご了承下さい。
待ち時間短縮のため診察前の問診票の記入にご協力ください。
具合の悪い方は直ぐ職員に申し出てください。
訪問診療
様々な原因で通院が困難な方を対象に、在宅や施設へ月1~2回の訪問診療を行っています。
地域のケアマネージャー・訪問看護・訪問リハビリテーション・施設・病院などと連携をとりながら在宅療養を支援しています。
訪問診療の内容
医師と看護師が訪問します。必要な採血・処置・療養指導・薬剤処方を行います。地域の調剤薬局と連携し訪問薬剤指導や配薬サービスを受けることができます。緊急時には速やかに近隣病院へ紹介しています。
- ・高齢にて歩行が困難となり寝たきりとなった方
- ・脳血管後遺症・神経難病などで寝たきりとなった方
- ・慢性呼吸不全で在宅酸素を使用されている方
- ・胃ろう・経鼻チューブなどを使用されている方
- ・認知症の進んでいる方
- ・その他の疾病・障害をもち在宅療養され通院が困難な方